衿の縫い方の過程をまとめました。
【作成済アイテム1】のハネ衿、台衿、衿ぐりの部分の作業過程をまとめた内容です。
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2022/4/7
ハネ衿を縫う
まずは粗裁ちした布に接着芯を貼ってから、衿を裁断します。
今回は、裏衿だけに接着芯を貼っています。
まずはハネ衿を縫っていくので、待ち針で固定します。
縫った後に表に返した時に裏地を控えたい(裏地が表から見えないようにしたい)ので、表地を2mm程度引いて固定しています。
ミシンで縫い合わせます。
縫う位置は裏地から1cmのところを縫っています。
※縫い代1cm設定。
ハネ衿を表に返します。
アイロンで縫い代を表地側に折ります。
角は縫い代の余分をカットします。(ほつれないようにミシン目から2mm程度余裕をもってカット)
縫い代を折り畳んで、指で縫い代を押さえたまま表にひっくり返します。
ひっくり返して、アイロンで整えます。
今回、衿周りにステッチは入れていませんが、
ステッチを入れる場合は、この時にステッチを入れておきます。
ハネ衿を折り曲げた状態で、仮止めのミシンを掛けます。
シャツとして着用するとき、衿が落ち着くように、着用時の衿を折った状態にして、ミシンで縫い代側を縫います。
縫い代は1cm取っていますが、仮止めなので、5mm幅くらいの位置を縫います。
こうすると、下の写真のように、衿が返る分のユトリが入ります。
台衿とハネ衿を縫う
台衿の内衿(首に触れる方)の縫い代を、0.8cm幅でアイロンで折っておきます。
縫い代を0.2mm短く折ることで、衿ぐりに縫い付けるときに、縫い落しにくくなります。
台衿の外衿(縫い代を折っていない方の台衿)と、ハネ衿とを中表で重ねて、固定します。
この時、縫い代の端ではなく、出来上がり位置の「衿付け止まり」にハネ衿の端がくるように固定します。
ハネ衿は斜めになっているため、縫い代端で合わせてしまうと、出来上がりの位置が合わなくなってしまうためです。
ミシンで仮止めステッチを掛けます。
仮止めなので縫い代の0.5cmくらいの位置を縫います。
仮止めステッチをしたところです。
この上に、台衿の内衿(縫い代を0.8cmで折った方)を乗せ、一緒に固定します。これで台衿の内衿と外衿とでハネ衿を挟んだ状態になります。
そして、ミシンで本縫いをします。
縫い合わせたら、縫い代の幅を半分くらいに細くカットします。
台衿を表に返して、アイロンで整えます。特にカーブ部分も丁寧に整えます。
縫い代を折っていない方の台衿と、身頃の衿ぐりとを中表で合わせます。
合印(ノッチ)を合わせて、固定します。
特に台衿の先がずれると気になるので、慎重に合わせます。
ほんの僅かなズレでも気になる場所なので、衿先だけを先にミシンで縫って固定してもよいです。
ミシンで縫い合わせます。
縫い合わせたところです。
縫い代を折った方の台衿を、衿ぐりの縫い代に被せるようにして固定します。
表から、台衿の周囲の際にステッチを掛けます。
これで衿が付きました。
後は、ボタンホールを作り、ボタンを付けて完成しました。